読めない言葉は理解できない 抽象語の壁

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読めない言葉は覚えられない そして読めても理解できるとは限らない

偏差値40未満の子供の場合、まず漢字や熟語がしっかり読めない。

 

漢字や熟語は、たとえ書けなくても、とにかく読めて意味がわかればよいのだが、読めないんだから、先へ進まない。

 

なのでまず漢字や熟語が読めるように、早い時期に叩き込んでおかないといけない

 

それと同時に、その言葉の意味を、根気よく教えないといけない。

 

というのも中学受験生が読めない言葉というのは、たいていの場合、抽象的な言葉だからだ。

 

抽象的な言葉というのは、実体が無くて、実物が見せられないような言葉のことだから、熟語が読めて言葉を覚えたとしても、意味がわかるまで時間がかかってしまうからだ。

 

実体があって、実物を見せられるような具体的な言葉は、実物を見せれば、たいていすぐに理解できる。

 

リンゴだったらリンゴを目の前に出せるし、電車だったら実際に電車に乗ればいいだけだ。

 

ところが「重さ」だとか「広さ」とか「速さ」などと言った言葉は、目の前に実物を出して「これ」と言えない。

 

「特殊」とか「重要」とか「応用」などといった言葉も、目に見える実体が無いから他の言葉や例で説明するしか無い。

 

それですぐに理解して腑に落ちれば良いが、そう簡単に理解もできないし腑にも落ちない。

 

そのため、読み方を覚えてから、腑に落ちるまでもかなり時間が必要になる。

 

だから受験勉強のできるだけ早い時期に、読みだけでも叩き込んでおかないといけないのだが、偏差値40未満の受験生は、これがまずできていない。

 



読みと言葉の意味だけは、何が何でも詰め込む

小学校四年生から勉強が急に難しくなるのは、勉強の内容が抽象的になるからだ。

 

抽象的になると言うことは、抽象的な言葉が増えると言うことで、まずその抽象語を覚えないといけない。

 

「小数」とは何か、「分数」とはなにか、「速さ」とは何か、「百分率」とはなにか。

 

算数でも抽象的な概念がでてくるから、これをどうやって理解させるかが難しい

 

抽象的なモノは、実体が無くて、実物を見せられないようなモノだから、そう簡単に頭に入らないし、腑にも落ちないわけだ。

 

聴覚障害者教育では「九歳の峠」といって、小学校4年生から勉強について行けない子供が増えるという。

 

これも実は、耳が聞こえにくい人に、抽象的な事を教えるのが難しいからだろう。

 

健常者は音によって言葉を覚えているため、意味がわからなくても、読みさえできれば音は頭に残る。

 

ところが聴覚に難がある子供の場合、抽象語は音すら無いわけだから、理解が難しい。

 

偏差値40未満の受験生の場合も、実は同じようなことが起こっていると考えられる。

 

漢字や難しい言葉が読めないと言うことは、頭の中に、その言葉の音が無いと言う状態であり、その音と意味を結びつけることができていないという事だから。

 

となると、耳が聞こえるのであれば、とにかくまず言葉を音として頭に叩き込む。

 

漢字の読みだけ毎日どんどん音読させ、読めない漢字や熟語をどんどん減らしていく。

 

やり方は、語彙用の問題集を買ってきて、読みの部分だけ塗りつぶして読ませれば良い。

 

すらすら読める言葉はどんどん飛ばしていき、読めない言葉をひたすら練習していけば良い。

 

読めない漢字や言葉が減れば、多少なりとも自己評価が改善するので、勉強も少しはやる気が出るかもしれない。

 


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